新しいシーズンにお知らせ

【1】奥山駆けについて

今年は昨年以上に気合が入ります。

先日新聞各紙などでも公表されましたが、5月1日より最上三十三観音の御開帳となります。

最上三十三観音
山形の風光明媚な名所と重なり合う、580年の歴史ある巡礼地

その第一番若松観音(天童)と第二番千手院(山寺)をつないでいるのが、『奥山駆け』ルート。
ゆったり急がず登って眺望を楽しみ、それほど遅くない時間に到着する。

修験の道を1日かけて歩き、二つの御本尊を拝めるということです。

急がば回れともいいますが、ここ数年は「安近短」ではなく、里山の風や森林の空気を五感で受け取り、ゆったりとした時間を楽しむことに注目が集まっています。

5月連休ごろには若葉萌える中を歩けるでしょう。

千手院から登り峰に到達した展望台にて(2018年5月4日)

雨乞いの聖地、龍神様の雨呼山を通過するので、雨具は忘れずに!!!

【2】お通り沢について

今年の冬も倒木に見舞われました。

残雪残る3月より処理を始めたので現在の状態は支障なしですが、今後も随時整備に入ります。

もうすでにカタクリは咲きそろっているはずですね。

ヤマツツジの群生地にロープ設置しますが、今年はどうなるでしょう。

ヤマツツジ群生はお通り沢ルートの少し上(2020年5月10日)

もしかしたら週末の低温影響があるかもしれません。

台風なんか来んじゃねーよ・・・(T T)

また、春は野生動物が動き出し、特に鳥には恋の季節です(笑)

コゲラなどのドラミングを耳にするでしょう。足を止めて聴いてみてください。

【3】休石の仏岩

先日は高瀬休石より東奥の山中にある『大仏岩・おおぼとけいわ』『小仏岩・こぼとけいわ』へのルート調査に行きました。

頭の中の地形図に刻まれてはいるのですが、行きつくまでに様々な障害があり公にはしていません。

大仏山へ続く稜線より

謎多きこの仏岩へのアクセスにようやく道筋が見えてきたのですが、個人の判断ではどうしようもないため、幾人か誘ってのお試し、というわけです。

成果は予想以上でした。

小仏岩にて休憩する

今後、整備が進めば公表できるかと思います。

今年の秋までには間に合うかな?

大仏・小仏、それぞれに祀られていたという観音様や大日如来像、現在は休石集落の休石観音堂・大日堂へそれぞれ納められています。

写真では伝わらないスケール感、ぜひ現地まで足を運んで感じて欲しいですね。

あまりの巨大さと迫力に圧倒されます。

山寺郷土研究会 原田

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