里山も笑う

杉の倒木処理で山寺通いが続きました。
おかげさまでどうにか以前の雰囲気は取り戻せたようです。

ふと気づくと、里は桜が開花し始めており、
例年より駆け足の春到来。
花見なんて楽しむ余裕もなく、4月10日、今度は高瀬に足を運びました。

沢沿いから外れて登りつめたころ、カタクリが咲き始めていました。
その先から座頭峠に続く細いトラバースになりますが、
この斜面の上にヤマツツジが咲き乱れる場所があります。
道の横にピンクテープで目印をつけておきました。

昨年もこの枝を目印にしたような・・・(笑)
ここまで来たら、視線を左の斜面に向けると、

その先にロープが見えるはず。
斜度はそれほどでもないが、落ち葉で思いのほか滑りやすいので、遠慮せずに使ってください。

結びつけた場所から見下ろすと、

こんな感じです。およそ20mほど登る。

4月10日、ヤマツツジの様子といえば、

まだまだこれからですが、雨降って好天が続けば、もう間もなくです。

ちなみに、昨年発見した時の光景は↓

2020年5月10日


割と多いね~。
いやいや、そんなもんじゃない!写真はごく一部の範囲。
群生を斜面の延長で進もうとしても、先が見えないほど。
タイミングが合えば、なかなかの光景に巡り合えるはずです。
桜の開花も早かったので、おそらく、連休頃には咲いているのではないでしょうか。
今年もたくさんの人に『お通り沢』の植生変化を楽しんでいただけたらと、思います。

そして、この区域はクヌギが豊富にあり、
見上げてみると、かなりの数で熊棚が残っていました。

昨年秋のブナ不作の影響でしょうね。かなり食べつくしていったようです。
今年の実の付きはどうなるかな?
この場所の手前には、熊除けの一斗缶を設置しています。
春~夏にここまで熊が来ることはないはずですが、念のためガンガン叩いてから進まれるとよいでしょう。

山寺郷土研究会
原田

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